今回は午後の伊丹発羽田行JL118便のクラスJ搭乗記です。時期にもよりますが、JALの羽田伊丹間は1日15往復運航されるうち4往復がA350での運航となり、JL118もその一つです。この日は房総半島上空に雷雲が発生しており、運航にも影響がありました。


本日のフライト情報
航空会社:日本航空
便名:JL118
出発地:伊丹空港
出発予定時刻(実際):13:35 (13:40)
到着地:東京国際空港(羽田)
到着予定時刻(実際):14:50 (15:25) 35分遅れ
所要予定時間(実際):1時間15分 (1時間45分)
機材:Airbus A350-941 JA10XJ

搭乗~通常通り出発
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伊丹空港17番ゲートからの出発です。ゲート前を見た感じ、搭乗率は8割といったところでしょうか。この時点ですでに房総半島上空では雷雲が発生していて、この便が出発する30分ほど前の13時10分ごろからは羽田空港(北風運用)で着陸に使う2本の滑走路のうち34Rが使えず、着陸できる滑走路が1本しかない状況になっていました。



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今回はクラスJで、右窓側席をとりました。ゲートを離れるのは若干遅れましたが、順調に滑走路32Lを13時55分ごろに離陸しました。この時点では羽田の気象状況について特に案内はありませんでした。


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大阪も雲は発達し始めているものの気流は良好で、離陸後5分、10,000ft到達と共にベルトサインも消灯されました。

間隔調整開始



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伊勢湾に差し掛かるころ、巡航高度29,000ftに差し掛かるのとほぼ同時に、針路150度、南南東の方向に大きく右旋回しました。本来真東90度の方向に飛べば羽田に着きますから、羽田混雑による間隔調整かと思います。沖縄行のフライトのように、右側には鳥羽のあたりが見えます。



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その後さらに北北東30度の方向に左旋回するなどくねくねと飛びながら、10分ほどの水平飛行を経て御前崎のあたりで降下を開始しました。雲は多いものの入ることはなく、揺れは特にないです。ただ、この先の混雑を予期してかいつもよりかなりゆっくりと高度を下げていきます。



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房総半島の南東沖を、雲のないエリアをくねくねと飛んでいきます。まだ着陸に使える滑走路は1本だけで、羽田の到着便は相当混雑しているようです。ここで操縦室からも、到着が遅れる旨の案内がありました。



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館山で雲の壁の端に来ました。ここから大きく右旋回して、東京湾上空に進んでいきます。


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ベルトサインも点灯して、右手に房総半島とその上の雷雲を見ながら高度を下げていきます。迂回により少し時間がかかったものの、14時58分にはA滑走路34Lに着陸できました。このフライト、雲にほとんどかからなかったため、このような気象状況にも関わらず驚くほど揺れがありませんでした。

着陸後もさらに遅延...

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しかし、ここで新たな問題が。到着予定のゲートが15番から13番に変更になり、しかもその13番ゲートではまだ777型機が出発準備をしています。我々は誘導路上で待たされることになりました。その間に、後続の那覇からのA350が、僕らが使う予定だった15番ゲートに入っていきました。向こうの機体は折り返し便に投入される予定があったようで仕方はありませんが、なんだか悔しいですね。




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結局20分近く同じ場所で待機して、13番ゲートに着いたのは35分遅れの15時25分ごろでした。ゲート待ちでこんなに遅れるのはなかなか珍しいですね..。クラスJにしておいてよかったです。
降機前に改めてシートを映してみました。やはりエコノミーと比べるとかなり余裕がありますね。那覇便とかで改めて試してみたいところです。



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後でフライトレーダーの記録を出してみました。くねくねと曲がったりゆっくりと高度を落としたりして間隔調整しているのがよくわかりますね。



最後までお読みいただきありがとうございました。この他にも様々な搭乗記を出しているので、是非読んでいってください。(左側の「カテゴリ」からも絞れます。)